ティラたんがまた、8月19日に3度目となる肺水腫を発症してしまいましたが、発症するまでを振り返っていくと、下記のような状況でした。
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【8月1日(土)】
早朝から、ティラたんの様子がなんとなくおかしいと感じました。乾いた咳を何度もして、うつろな感じで座っていました。ただ、呼吸数は24~26回(1分間に)で、いつも通りだったので、どうするべきかと思案していました。
やがて、チェルたちも起きてリビングや庭へと向かうと、ティラたんもいっしょに動き回っていました。でも、お腹はゆるかったようで、もちろん朝ごはんも食べませんでした。
そして、薬を嫌がって飲んでくれなかったので、すぐにかかりつけ動物病院へ行くことにしました。ティラたんは毎日、朝と晩の決まった時間に、薬(強心剤・血管拡張剤・利尿剤)を服用していますが、これを1度でも欠かしてしまうと命にかかわることだととらえています。
*獣医に報告説明するときのために、写真や動画を撮っています。
診察ではまず、レントゲンを撮りました。心臓の肥大や肺水腫については、どうしてもレントゲン写真で確認する以外にありません。ティラたんは前回肺水腫になった4月以降、5月と7月に撮影していました。
そして、この時撮った画像を7月に撮った画像と比べると、わずかに心臓の肥大が見られました。しかし、肺に水があるような「もや」のかかった様子はありませんでした。でも、ティラたんの肺には、常に水が少したまっている可能性があると、獣医から指摘されています。この日の朝は薬が飲めていないし、咳もでていたことから、利尿剤の注射をしてもらいました。
帰宅してしばらくすると、利尿剤の作用で大量のおしっこをしました。すると、元気も食欲ももどり、夜は薬も普通に飲んでくれました。
その後、10日ほど落ち着いた日々が続きました。
【8月11日(火)】
ところが、ふたたびティラたんはじっと座って、ぼんやりしたような様子が増えました。乾いた咳をし、その回数が多くなり、薬は飲ませようとすると嫌がり、何度も試みましたが怒って唸りだしました。心臓のことを考えると、これ以上興奮させられないと思い、あきらめてすぐさま動物病院へ行きました。
この日もまず、レントゲンを撮りました。ところが、1日に撮った画像と比べると、心臓はすこし小さくなっていて、もちろん肺に「もや」のようなものもありませんでした。
でも、診察台の上でも咳はしていて、朝の薬が飲めていないということもあり、このときも利尿剤の注射をしました。
そして、帰宅すると前回同様大量のおしっこをして、元気も食欲も戻り、晩は薬も飲んでくれました。
【8月12日(水)】
翌朝、ティラたんはすっかり落ち着いた様子で、薬を飲み、食欲もあって、いつも通りの動きをしていました。
この日も再診と追加の検査をするため、動物病院へ行きました。
血液検査をしました。
ティラたんは長期間利尿剤を投与しているため、腎臓に異常が起きていないかを見るためです。以前記事にしましたが、腎臓の機能が低下すると『BUN(血中尿素窒素)』の数値が上昇するので、それを確認しました。
今年4月以降、ティラたんは3回血液検査をしていて、BUNの数値はいずれも下記の通りでした。
「61.0(㎎/dl)」(2020.04.20)
「62.6(㎎/dl)」(2020.05.04)
「60.6(㎎/dl)」(2020.05.30)
なので当然、数値は大きく上昇しているものと思っていましたが、
「45.8(㎎/dl)」(2020.08.12)
獣医と首を傾げ合いましたが、ティラたんの体がこの数値で均衡を保っているのなら、これもしばらく様子を見ていくということに。
けれど、わずかに不穏な気持ちを覚えたのは確かです。
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ここで一旦区切らせていただきます。
つづきます。