ティラたん夜間急病センターへ

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前記事の続きです。ティラたんが2度目の肺水腫を発症してしまいました。

現在は落ち着いていますので、どなた様もご心配お気遣いなさらないよう、よろしくお願いいたします。

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【4月2日(木)の夜】

PM9:00頃、呼吸数が60回(1分間に)まで増えたティラたん。血の気が引きましたが、すぐ「夜間救急へ」と決断しました。

大阪市内にある夜間急病センターへ予約の電話を入れ、手分けして支度したあと、エルグランドに必要な荷物と4チワワを乗せて出発しました。運転はチロクマが、アチャモがティラたんに酸素吸入をしながら向かうことに。

1時間ほどの道のりを運転しながら、「ティラたんが落ち着いて、明日の朝9時にはかかりつけ動物病院で診てもらおう」などと、甘く思っていた自分を後悔していました。

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【4月2日(木)の深夜】

PM11:00すぎに、大阪どうぶつ夜間急病センターへ到着しました。

クルマには3チワワとアチャモが待機することにし、チロクマがティラたんを抱えてセンター内へ。ここは約3年前、最後にぴぃーちを運び込んだ場所でした。その時の記憶がよみがえり動揺は強かったのですが、自身を叱咤しながら受付へ向かうとすぐ、医療スタッフの方がでてきて、ティラたんを検査室へと運んでいきました。

そしてチロクマは、待合室で受付カードの記入をしはじめましたが、いろんな思いがこみ上げ、きちんと書けずにいました。また今回も判断を間違えたのではないかという、恐怖に似た不安でいっぱいになりました。

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まもなく、処置室内へ呼ばれました。そう広くないスペースに、たくさんの医療スタッフの方が忙しく動き回り、何匹かのワンちゃんとご家族もつきそっていました。その中のひとつの診察台に、後向きで何本かのコードやチューブをつけられた状態のティラたんがいました。

担当は若い女性の先生で、冷静かつおだやかに、ティラたんの状態について説明してくれました。おそらく「肺水腫」だと思うので、必要な検査と処置をすると。

これまでかかりつけ動物病院で受けている診断内容と、処方されている薬について話そうとしましたが、コード類をつけられたティラたんを見てさらに動揺したチロクマは、要領よく言えずにいました。途中、先生から「大丈夫ですから、落ち着いてください」と言われたように思います。

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【4月3日(金)の未明】

そのあと、一旦クルマへもどってアチャモに伝え、チロクマが待合室でひとり待つことにしました。やがて、AM0:30すぎに検査結果がでたということで、先生から説明を受けました。

やはり「肺水腫」になっていること。でも、幸い重篤になる前だったので、処置で落ち着きはじめていること。数時間の入院で帰れる可能性が高いと言われ、心から安堵しました。3時間ほどの入院予定ということで、チロクマもクルマで待機することに。

すると、AM2:00頃センターから電話が入りました。ティラたんが落ち着いてきたので退院できますと。迎えに行くと「酸素ルーム」に入れられたティラたんは、元気に動き回っていました。先生の説明を受けた後、すぐに費用精算をし退院しました。

そして、AM3:30頃には自宅にもどりました。

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【チロクマの所感】

退院が1時間早まったのは、ティラたんの回復はもちろん、わが家が酸素濃縮器を持参していたことがあったようです。滞りなく、帰宅中でも酸素を吸引できることは、容体の安定にはかなり重要だと。

担当の先生は、帰り際診察室からクルマまで付き添いながら、このあとの注意点やケアをさらに説明してくださいました。そして、わが家の酸素濃縮器を見て軽く驚き、待っていたチェルたちを見て優しい言葉も。冷静に淡々と病状や検査結果の説明をする一方で、会話のときは少し親しみやすい口調での対応に、何よりティラたんを救ってくださったことに、感謝の念に堪えません。そして、さらに猛省中のチロクマです。

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ここでまた、区切らせていただきます。

つづきます。