ティラたん肺水腫から1ヶ月【利尿剤と腎臓の数値BUNについて】

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ティラたんが2度目の肺水腫を発症して、約1ヶ月が過ぎました。

今日現在も落ち着いていますので、どなた様もご心配お気遣いなさらないよう、よろしくお願いいたします。

約2年前の肺水腫のときのことをふまえ、いろいろ自身に誓ってきたにもかかわらず、発症させてしまったことに自戒の念をこめて、備忘録としてさらに綴らせていただきます。

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週に1度は動物病院で検査をして投薬を行っていますが、現在重視しているのが『利尿剤』です。そのことに特化して、ここに列記してみましたが、あくまでチロクマの飼い主としての主観と感想です。

ご存知の通り、『利尿剤』には体にたまった余分な水分を排出できる作用があります。ティラたんの場合も肺にたまった水を排出することができているわけですが、その際には腎臓にも大きな負担がかかっています。その腎臓の状態を確認しているのは血液検査で、検査項目の中でもチロクマが真っ先に見る数値は『BUN』です。

『BUN(血中尿素窒素)』は腎臓の機能が低下すると、数値が上昇します。健康なワンちゃんの数値は、調べてみると範囲がいろいろあるようで、

最低値が「6.0~9.2(㎎/dl)」

最高値が「27.0~31.0(㎎/dl)」

となっています。それと比較したティラたんの数値は、以下の通りです。

最初の肺水腫を発症した2018年7月時点は、

「41.4(㎎/dl)」(2018.7.13)

となっていました。利尿剤等の大量投与により、ティラたんは一命をとりとめましたが、治療翌日の数値は、

「83.5(㎎/dl)」(2018.7.14)

という数値に。これが今のところ最高値だと思います。そして、2週間後には、

「36.6(㎎/dl)」(2018.7.28)

まで下がりました。しかし、その後1年半の間、

「36.6~38.8(㎎/dl)」(2018.7~2020.1)

という数値でした。利尿剤を使い続けている結果ではないかと思います。

そして今年1月、咳が増えてきたので利尿剤を増量しました。服用2週間で再検査をしたところ、2月には、

「51.7(㎎/dl)」(2020.02.14)

という数値に。咳も減って落ち着いてきたので、利尿剤をもとの量にもどしました。その結果、3月中旬の検査では、

「43.6(㎎/dl)」(2020.03.13)

という数値まで下がりました。

すると、3月下旬に咳が増えはじめました。でも、食欲も元気もあったため、利尿剤を増量しませんでした。

ところが4月1日、夜間救急センターへ向かう事態になってしまいました。運び込んだ時点での検査結果は、

「35.0(㎎/dl)」(2020.04.01)

でした。そこでの利尿剤等の大量投与で、また一命をとりとめたティラたんです。

翌日かかりつけ動物病院での診察を受け、服用していた利尿剤を増量することに。その後、4月中旬の検査結果は、

「61.0(㎎/dl)」(2020.04.20)

という数値でした。

やがて、咳もほとんどでなくなったため、昨日からまた利尿剤を元の量にもどしています。来週もレントゲンと血液検査を行う予定ですが、利尿剤を増やせば腎臓の数値が上昇してしまう経緯をみても、安心できる状態ではないことに変わりはありません。もちろん毎回獣医への質疑と相談を重ね、診断結果と治療方法に信頼をゆだねているわけですが、飼い主としては検査結果の数値と投薬量を理解する必要があると思いました。

今後もティラたんの僧帽弁閉鎖不全症が治ることはないし、心臓が元の大きさにもどることもないと理解はしています。いつまた、肺水腫を発症するかもしれませんし、その前に腎機能が低下して、腎不全等を発症するかもしれません。

チロクマが常にチェックすることは、まず咳でつぎに呼吸数。「飼い主が何かおかしいと感じたら、それは間違いなくおかしい」を心に、今後もティラたん中心のおだやかな生活を続けていこうと思っています。