今回は気管支軟化症からの肺水腫【8月20日のティラたん】

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ティラたんが8月19日に3度目の肺水腫を発症したため、入院して治療をしましたが、回復して落ち着き、夜には退院することができました。そのあとを綴ります。

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【8月20日(木)】

昨夜のティラたんは、咳が減って眠れた様子でした。朝になって一度起きたあと、またリビングでゆっくり横になっていました。

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この日、動物病院は休診日でしたが、予約して診察を受けました。ティラたんの心音や呼吸音は、落ち着いたままだということで、引き続き自宅で安静となりました。

 

【8月21日(金)】

ティラたんはさらに咳が減り、昨夜も眠れたようでした。起きてからは庭へ行き、薬を飲み、食欲もあって、いつも通りの動きをしていました。そして、呼吸数は22~24回でした。

動物病院へは夕方に行く予定でしたが、元気がもどってきたティラたんは、前足の「留置針」が気になる様子だったので、午前9時には向かいました。

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この日もまずは、レントゲン撮影からでした。ティラたんの心臓は今回の肺水腫前の大きさにもどり、肺の水もほぼ抜けていると見られました。ほっとしたところで、ティラたんの今回の肺水腫の発症原因について、先生の考えを聞いてみました。

おそらく、ティラたんのもともと蛇行していた気管は、心臓の肥大で圧迫されていて、そこへ『気管支軟化症』が加わって咳が増え、肺に負担がかかり続けたからではないかというものでした。

『気管支軟化症』は老化とともに進行し、文字通り「気管支」が「軟化(気管支壁の弾性や筋組織が崩壊)」していくため、気管がつぶれて細くなり、呼吸がしにくくなり、咳がひどくなるのだそうです。

さらに『気管支軟化症』は自律神経の不調も引き起こすらしく、心電図をとったときの「心拍リズムに微妙な不安定さ」はこれが原因の可能性が高いと。先日の記事にも書いた、「思ったより、心拍がゆるやか。(ティラたんの)心臓は肥大しているので、この状態ならもっと強く速いはず」といった先生の懸念が、ようやく理解できました。

結論として、これまでは「興奮」からの肺水腫でしたが、今回は「咳」からの肺水腫でした。

8月に入ってからのティラたんは不調にもかかわらず、心拍や呼吸数、心臓や肺に大きな異変が見られませんでした。呼吸数を目安にしていた私でしたが、呼吸はパウンティングのような状態で増えていくのではなく、静かにあっというまに増えていくということを目の当たりにして、今後はもっといろんな注意が必要だと心しています。

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。