ティラたんが1月30日に4度目となる肺水腫を発症してしまいましたが、今回も半日入院して治療をした結果、回復して夜には退院することができました。
そのあとは、自宅療養でおだやかに過ごせていましたと思っていましたが、順調に回復へ向かっていたわけではありませんでした。その経緯を綴っています。
2月7日も一日中、ティラたんの回復にトリクマで必死に努めました。室内の温度と室温に注意を払い、朝晩の投薬をきっちりと、隙あれば酸素吸入を行いました。とにかくおだやかに静かに、なるべくゆっくり過ごさせることを心がけました。
ところが、夜になってティラたんのお腹からきゅるきゅると音がしだしました。
利尿剤を増量しているため、副作用で便秘になることを聞いていたので、そのせいかもと思いました。ティラたんは晩御飯を食べませんでしたが、呼吸数も落ち着いていたため、薬だけ飲ませ、この日は就寝させることにしました。
2月8日早朝、アチャモが浜松へもどった後、見た感じは落ち着いた様子のティラたんでした。呼吸数は変わらず、室内を歩き回り庭へもでていましたが、何も食べずオヤツも欲しがりませんでした。とにかくお腹の音が続いていたので、ウンチの状態を見てから病院へ行くかどうか判断することにしました。
すると、夕方になりティラたんが嘔吐しました。吐しゃ物の中に、小さな血のかたまりのようなものがいくつか混じっていましたが、これまでも何度か見たことがあったので(胃腸の調子が悪い時にはよくあることだそうです)、まず動物病院へ電話で相談しました。
経緯と状態を伝えると、呼吸が落ち着いているのであれば緊急性は低く、1日ぐらい絶食でも大丈夫ということで、明日朝まで様子見という話になりました。
ティラたんはチロクマの運転でチロクルマに乗ると、行先はほぼ動物病院だとわかっているようです。そのため緊張して興奮状態になるかもしれず、今はなるべくならその状況は避けたいということに。
そして、引き続き安静にさせて酸素吸入をしながら見守り、この夜はそのままリビングでみんないっしょに寝ました。
2月9日、ティラたんはトイレへ行かないまま夜が明けました。どういう状態なのか考えていましたが、ここで咳が激減していたことに気づきました。毎朝午前3時ごろに咳き込んで起きていたのがこの朝は見られず、ぐっすり寝ていたからです。
ところが8時ごろになって、庭へ行ったあと戻ってこなかったので見に行くと、ゆるいウンチをして座り込んでいました。すぐに抱えて洗面所へ走り、きれいにしたあとは普通に元気な様子になりましたが、念のため病院へ連絡を入れて診察に向かいました。そして、まずレントゲン撮影と血液検査をしました。
レントゲン撮影の結果、肺の水はほぼ見られず、驚いたことにティラたんの心臓はわずかながら縮んでいました。これが咳が激減した理由でした。
また、血液検査でBUNの数値が前回、
「56.0(㎎/dl)」(2021.01.30)
だった値が、
「54.4(㎎/dl)」(2021.02.09)
とわずかに下がっていました。
結果をふまえ獣医と話し合ううち、呼吸が落ち着いているし、利尿剤の影響だと便秘になるので軟便は考えにくいということに。他に何かなかったかと聞かれ、チロクマが思い出したのは、ティラたんが一昨日に一時興奮状態になったことでした。
以前からティラたんは、ヒート臭をかいでしまったり、シーズンになると反応して興奮状態になることがあります。さらに前立腺肥大の傾向があるためか、咳や動いたときに腹圧がかかって神経が刺激されるのか、同様の状態になることも。その後、かならずお腹がゆるい状態になります。
なので、ティラたんが興奮しそうになったら、話しかけて気を紛らわせたり、体をさすったりして興奮を鎮める手段をとっていますが、一昨日のその瞬間は他のことに気をとられ、気づくのが少し遅れました。
そう話すと、これはそれが原因ではないかということに。
そして、増量した利尿剤については、BUN数値が高いままとはいえ、心臓が縮んだことからこの治療は有効ということで、しばらく継続し様子を見ることになりました。
結局、胃腸の状態を改善する薬を注射を打ってもらって帰宅しました。ティラたんは夜になって少し食欲がでたのか、オヤツを少しだけ食べました。
そして、この夜もゆっくり眠れていたティラたんです。
ともかく、大事な心臓は少し縮んでくれていました。それが何よりうれしい検査結果で、そのことをここに記せて、ご心配くださって皆様にご報告できる喜びを感じています。
ティラたんの状態をどのくらい回復させて維持できるかわかりませんが、一喜一憂しながらも精いっぱい尽力していきます。おかげざまで今日現在も、静かに過ごすことができているティラたんです。
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とりあえず、今回の肺水腫の備忘録もここまでとし、また以後は都度綴らせていただきます。
たくさんご心配と励ましをいただき、本当に感謝しています。すぐ弱気になるチロクマですが、まだまだがんばることができるパワーをいただいていると思っています。
そして、
皆様のご家族ワンちゃんネコちゃんも、いつも元気で幸せな毎日を過ごせるよう心から願っています。