苗木城の「天守展望台」から下りて、今度は別の順路を歩いてもどることに。
来た方向に対して真裏にあったその道は、幅もせまく石段の高さもあるけれど手すり等はなく、さらに慎重に歩く必要が。スリングに入れたエピと荷物とカメラの重さとともに、足元を見ながらゆっくり下りていきました。
途中、天守の土台になっている巨大な岩がいくつもそびえたつようにあり、また、上部で馬を洗ったという伝えのある「馬洗岩」も間近で見ることができ、苗木城跡の在り様に圧倒されました。
そして、さらに木々が鬱蒼とした道を進むと、すぐになだらかな遊歩道と変わったため、上がっていた息が落ち着いてきたチロクマ。リード付きで下ろしてもらったシュシュと2チワワ抱えのアチャモは、あいかわらず軽快な様子で散歩を楽しんでいました。
やがて目の前が開け、また木曽川の美しい眺めが。上りに比べ下りは急こう配のルートを歩いた感想で、「人生にはいくつもの困難があるけれど、乗り越えると必ずいいことがある」に似ていると思ったチロクマでした。