大池をぐるりと囲むようにある遊歩道を歩いて行くと、やがて目の前に「水と緑の音楽広場」が。
ここからはおなじみのエリアで、広場ではいつも記念写真をたくさん撮ってきた思い出があります。
5月にバラ園が開催されて、芝生が青々とひろがったシーズンに来るのが恒例。芝生の色はすっかり冬仕様でしたが、花壇にも冬バラが咲いていました。
そして、周りに人もワンちゃんもいないことを確認して、シャルを芝生の上におろしたアチャモ。
おろされたシャルは、困り顔からの不安顔に。おびえたように見回すと震えだし、動こうとしなくなりました。
そのままどうなるかと様子を見ていると、前足をそーっとのばし一歩ずつ前へ歩きはじめたシャル。ゆっくり歩いて、3チワワが乗っているバギーの下へ。
こちらを振り返って見上げたシャルに、拍手喝さいをしたアチャモとチロクマでした。
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シャルは約1年ペットショップにいた、いわゆる「売れ残り」でしたが、スタッフの方に話を伺ったところ、その間に外の散歩やドッグランへ入ったことはなかったそうです。万が一、感染症にかかったりケガをしないようにするためとのことでした。
ただ、ショップ内にはショーケース兼の広いスペースがあり、家族待ちの他のワンちゃんたちといっしょに遊んではいたそうです。
また、過去記事に書きましたが、わが家では勝手に庭デビュ―して敷地内では歩き回っていました。でも、すぐ避妊手術したこともあり、まだ外で歩くことはさせていませんでした。
つまり、この日この時シャルは初めて外散歩として、地面へふれたということに。
それまでのシャルの日々を想像すると、チロクマ家にとってはとても感慨深い瞬間でもありました。