もとちゃんこと本山雅志選手に、チロクマとアチャモが会ったのは
今から10年近く前のこと。
もちろん「雄飛寮」で、でしたが、
その時は試合後のOFFで、もとちゃんはご両親が福岡から来られてたらしく、
ご実家が鮮魚店を経営しているというとのことで、
ご両親が持ってこられたという「めんたいこ」をおすそわけしていただいたんです。
もとちゃんはその時も今も変わりませんが、礼儀正しく言葉遣いが丁寧で、
Jリーガーで有名人ということを忘れてしまうくらいでした。
鹿島アントラーズの選手はみんなそうなんですが、
かならずお辞儀は45度以上の角度でされます。(もとちゃんはほぼ90度)
服装もきっちりしていて、ジャージでだらだら歩くとかいった姿は見たことがありません。
すべて「ジーコの教え」だそうです。
何年か前に「雄飛寮」でもとちゃんと会ったときのエピソードですが、
もとちゃんが日本代表の試合でケガをして、Jリーグのゲームにでてない時があったんですね。
そのとき、もとちゃんが言ったことには
「ケガをしてるので、ボクが出るとチームのみんなに迷惑がかかるのでは?」
と、監督に伝えようとしたのに、通訳さんを介して伝えてもらったら、
「本山はケガをしているので、試合にでないといっている」
というふうに伝わったことになったらしいんです。
怒った当時の監督は、もとちゃんが「試合にでても大丈夫」な状態になっても、
出場の機会を与えてくれなくなり、これは当時のチロクマの目から見てもあきらかでした。
ちょうどその時期だったので、もとちゃんは他の選手より一生懸命練習したりして、
監督にアピールしていたのですが、なかなか認めてもらえなかったようです。
「なんでですかね~」とつぶやくもとちゃんに、
「もとちゃん!それじゃあ、自分の口で伝えるしかないよ!ブラジル語勉強したら?」と、チロクマ。
・・・しばし、沈黙の後・・・・・・
もとちゃんとアチャモが声をそろえて、つっこみました。
「ポルトガル語でしょ!」
大阪に帰ってからすぐ「ポルトガル語から日本語訳の辞書」をもとちゃんに贈りました。
インパクトがあったのか、何年たっても御礼の言葉をいってくれてちょっと照れました。
雄飛寮から帰るときは「出口までエスコートします」って言ってくれたもとちゃん。
会えなかった年は高野さんに「会いたかったなぁ」と言ってくれるもとちゃん。
いつでも真面目で正直で一生懸命で優しいもとちゃんが、今も大好きなチロクマです(*^-^*)♡
。。。つづきます