先日ピーチの2回目ワクチンを打ってもらいにいきました。
いつもの獣医の先生は目をほそめ、いつになく優しい笑顔で迎えてくれました。
「あれー、あれー、飼っちゃったの?」と、センセイ。
「ハイ、だってセンセイがティラには家族いたほうがいいっていったからー」と、チロクマ。
「そうだよーそうだよー。このコ生まれて2ヶ月だっけ。ピーチちゃんかー
わかってると思うけど、与えるものは生肉・牛乳・ヨーグルトだからね!
イヌはオオカミだってこと忘れないでよ!」
はい~はい~はい~ いつものオオカミ論ですね~
「それからさー、いっとくけど3ヶ月すぎるまで、ぜーったい叱っちゃだめだからね」
ぎくーーー! おこってますがなーーー
「どんなことしても3ヶ月まではだめだよ。
まだわかってないんだから、恐怖心覚えちゃうだけだよ」
ぎっくうーーー!!!(チロクマ心の叫び)
「3ヶ月すぎたらさ、しつけの仕方教えるからね」
そして、ピーチにやさしく
「ごめんねー。これすると嫌われちゃうんだよなー」といいながら注射を。
ピーチは打たれる一瞬キャンとないただけ。
そこで、チロクマは診察室となりの部屋から、キャンキャンなくワンちゃんの声に気づきました。
センセイいわく、今朝病院の玄関に捨てられてたそうです。
1日まってから警察に届け、その後は・・・
「よくある話でねー動物病院の前によく捨てられてるんだよー何とかしてくれると思うんだろうなー
ほかの若い先生はすぐ保健所にもっていっちゃうらしいんだけどさーぼくにはムリ」
ワンちゃんの処分のことです。
「1日でも一緒に暮らしたワンちゃんを捨てるなんて!
許せないーーー!!なんてひどいことするやついるんですかね~!!」って怒るチロクマに、
いつもは豪快かつ強引な話しっぷりのセンセイが、
「う~ん、でもさ、飼い主にもやむをえない事情があったんだと思うよ」と悲しそうなお顔。
対してチロクマ、
「いーえ!センセイ!
飼いたくて飼ったワンちゃん捨てて、自分だけが生きのびる理由どこにあるんですかー!
そんなやつがしんでしまえーー!!」と、吠えると、
センセイは
「だめだよーそんなこといっちゃ。飼えなくなった、よくよくの事情あるんだよー」
と、あくまでも優しい。
しかし、チロクマ
「えーーーっつ!センセイ、そんなこといいながら、
そんな人に限って、今この瞬間にも車のって携帯使ってるかもしれないじゃないですかー!」
いつもは、私とチワワオオカミ論で口撃しあうセンセイなのに、
この日はさびしそうに見えました。そして、センセイがとっても優しい人だと。。。
そしてチロクマは極悪モード全開でした。