BUNの数値と利尿剤の増減について【11月21日~1月26日のティラたん】

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11月下旬の旅行からもどってすぐ、12月初旬に血液検査をしました。利尿剤を増量したことによる、腎臓の機能の状態を見るためです。ティラたんは増量に増量を重ねてきていて、一般的な投与量はとっくに越えているそうです。でも、腎機能が低下するより、心臓が止まることのほうが怖いので、そこは獣医と相談確認の上ですすめています。

以前の記事にも書いた通り、『BUN(血中尿素窒素)』に注目しているチロクマですが、『BUN』は腎臓の機能が低下すると数値が上昇します。健康なワンちゃんの基準範囲(参考値)が「9.2~29.2(㎎/dl)」とすると、

この日のティラたんの検査結果は、

「33.7(㎎/dl)」(2020.12.04)

でした。

かなり下がっていて驚きましたが、ここで利尿剤をもとの量にもどし、咳や呼吸が気になりすぎるときは、単発的に増量するという方法をとることにしました。

12月中旬は週に1度の増量程度でしたが、下旬になると頻度が増えていき、年末年始も単発増量を度々。あくまでチロクマ主観ではあったので、神経質になっていたかもしれません。

そこで今年1月初旬の診察後、この日からふたたび「利尿剤」をずっと2倍へ増量することにしました。

1週間後、血液検査をすると、

「44.8(㎎/dl)」(2021.1.13)

だったので、「利尿剤」を2倍にしても数値があまり上昇していないととらえ、2倍量をしばらく続けてみようということに。ティラたん自身は変わりなく、落ち着いたままでした。

しかし2週間後、血液検査をすると、

「57.6(㎎/dl)」(2021.1.26)

に上昇していたため、「利尿剤」を1.5倍に減らすことになりました。

ところがその4日後、ティラたんは4度目の肺水腫を発症してしまいました。

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。

前回からのレントゲン撮影と薬の増量【8月28日~11月20日のティラたん】

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昨年8月19日に3回目の肺水腫を発症し、治療して回復したあと、実は投薬について獣医と試行錯誤の日々でした。

ティラたんはずっと、毎日朝晩の2回決まった時間に、

「強心剤」・「利尿剤(2種類)」・「血管拡張剤(2種類)」

を服用しています。

それを3回目の肺水腫以降、

「強心剤」と「利尿剤(1種類のみ)」は増量し、

「血管拡張剤」は薬の種類を変更しました。

もちろん、レントゲン撮影を行って状態を確認してからです。

実際、すでにティラたんの心臓は正常より大きく,肺には常にかすかな水があると思われます。そこから見極めるので、状態が悪くなっているのかどうか、とくに初期段階はかなり見つけにくいといえます。

ともかく薬を増量後、9月も10月も体調が落ち着いていたため、前記事の通り11月中旬に旅行へでかけ、ご覧いただいた通り元気に楽しく遊んできました。しかし、帰宅して数日すると次第に咳が増えたような感じがしました。

そこで、事前に獣医から、

「様子が心配なとき(呼吸が速いかなんとなくしんどそうな時は)単発的に利尿剤を増量(2包)で与えていい」

という許可を受けていたので、気になりすぎた日はその通りにしました。あくまでもチロクマの感覚での投与でしたが、あきらかに咳は減りました。もちろん、ティラたん自身は呼吸数も一定で、元気に動き回り、食欲もあり水分もとり、お腹の具合も変わりありませんでした。

そして、11月下旬ふたたびレントゲン撮影をしました。心臓の大きさも肺も変化がないように見えましたが、どうしても咳だけが気になったので、この日から約1週間「利尿剤」をずっと2倍へ増量してみることになりました。

咳はかなり減り、翌週レントゲンを撮って確認すると、心臓も肺の状態も変わりありませんでした。その後11月下旬、ふたたび旅行へとでかけたわけです。 

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。

ティラたん4度目の肺水腫

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ティラたんが1月30日に、4度目となる肺水腫を発症してしまいました。

今回も半日入院して治療をした結果、回復して落ち着き、夜には退院することができました。そのあとは、今日現在も家で静かに過ごせていますので、どなた様もご心配お気遣いなさらないよう、よろしくお願いいたします。 

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今回の肺水腫の発症までは、前回同様の咳がポイントでしたが、動物病院へ行く決断が早くできたため、今までと比べると少しましな状態だったようです。

前記事で書いた通り、今日から昨年11月下旬の旅行記事のつもりでしたが、その前にこの度の経緯をまた備忘録として綴らせていただこうと思います。 

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【最初の肺水腫】2018年7月13日

【2度目の肺水腫】2020年4月1日

【3度目の肺水腫】2020年8月19日

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。

まずは公園の駐車場でティラたんのお薬タイム【秋の公園散歩◆その2】

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公園の駐車場に着いてクルマを下りたら、まずはティラたんのお薬タイム。

ティラたんは現在、毎日朝晩決まった時間にお薬を飲んでいて、それはいつどこにいても順守しています。粉末状にした「利尿剤(2種類)」と「血管拡張剤(2種類)」と「強心剤」を、少量のはちみつとまぜて舐めさせているのですが、この時も作って持参し、ちょうどいい時間帯だったのでアチャモが飲ませました。

それがすむとエアバギーをセットし、チェルとエピとシュシュをコットに、飲み水やリードハーネスなども乗せたことを確認したら、いよいよ公園の方へ。

歩き出そうと思ったら、アチャモから引き留められたチロクマ。4チワワに寄り添って満面の笑みを浮かべ、記念写真を撮るよう指示した当主でした。

秋の穏やかな日々のチロクマ家

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やっと涼しくなり、本格的な秋を感じられるようになりましたが、あいかわらずわが家はティラたんの療養中心の日々。ここ最近は、増量した利尿剤の効き目がでてきたようで、体調が安定しているように見えます。

肺水腫後のときはわずかの間でさえ、目が離せないと思っていましたが、ようやく不安なく用事ができるようになりました。

というわけで毎日、ティラたちが遊んだり寝たりしている間、チロクマは家事に必死。

以前記事にした手作りステップのせいで、大量の洗濯や掃除に追われる上、いろんな物を補充したり入れ替えたり、世に言う「見えない家事」も山盛り。

室内だけでなく庭も掃除や水やりはもちろん、4チワワにキケンな物が落ちていないか、害虫などいないかチェックも欠かせません。

もともと緑地が近いためかいろんな虫類を見かけますが、アチャモが好意的に扱うため、いつでもいるのがバッタとカマキリとヤモリ。チロクマはそれらの何もかもが苦手です。

なのに秋になって、さらに出現率がアップ。ティラたちのためにしていることとはいえ、庭の手入れが一番避けたいと思う家事です。

ティラたん3度目の肺水腫から1ヶ月

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ティラたんが8月に3度目の肺水腫になってから、1ヶ月が過ぎました。今のところ、落ち着いて過ごせています。

先週末の診察でもレントゲン撮影をし、心臓と肺の状態を確認しましたが、大きな変化はありませんでした。ただ、肺は完全にクリアではないし、心臓は横からの画像(レントゲンはうつぶせと横からの2パターン撮影します)では、わずかに大きくなっているようにも見えました。しかし、それは撮影のタイミングによることもあるらしく、普段のティラたんの体調に異変がないのであれば、このまま継続して様子見ということになりました。

そして、毎日ほぼ変わりなく、ほとんどは寝て過ごしています。家の中を動き回り、庭にもでていますが、たびたび食欲のないときがあります。もともとティラたんは、食事は体に必要な分だけ食べるという感じで、わが家で彼だけは規則正しく、同じ時間に適量を食べていました。

しかし、心臓病が進行してきたことと老化によるためか、ドッグフードも鶏肉もまったく食べない時が。年齢的にも食事をとらないことは、とても心配なので、栄養補給をかねてオヤツを何度かに分けて食べさせています。

それは、これまでの記事にも何度か書きましたが、プライムケイズの『無添加 鶏レバースティック』で、今のところこれ1種類のみ。

これだけはなぜか、多少体調不良と思われる時でも、ティラたんはすすんで食べます。

ところが自粛期間中、この味を覚えさせてしまったチェルとエピとシュシュ。3チワワは、ティラたんが食べているとすぐに集合して凝視。

でも、エピとシュシュはダイエットさせるよう指導を受けているし、チェルも油断すると体重が増えてしまうので、極力あげないようにしています。

ただ、もらえないとわかるとあきらめる2チワワに対し、ティラたんが食べ残さないか虎視眈々と、いつまでも近くで構えている娘チワワです。

秋到来のチロクマ家

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あいかわらず日々、ティラたんの療養中心のチロクマ家。

8月に発症した3度目の肺水腫からの回復後は、概ねおだやかに過ごせていたティラたんでしたが、咳はあまり減らず、日や時間帯によってしんどそうな様子になっていました。

そこで、9月に入り強心剤をすこしだけ増量しました。

これまで出してもらっている薬(強心剤・利尿剤・血管拡張剤)は、すでに最大量でしたが、それではティラたんの体調を維持できていないということに。かといって、今後も「肺水腫になりかけたら利尿剤を注射する(スポットで追加のイメージ)」という治療のくり返しでは、体に負担をかけるだけということはチロクマにも理解できたので、臨床結果などをふまえた獣医の勧めにより、同意して出してもらうことにしました。

それから服用して2週間あまりたちますが、咳はかなり減りました。食欲もあり、お腹の調子も問題なさそうです。また、明日再診なのですが、心臓の状態も期待しています。

そして、ここ数日は朝晩の気温が下がった感覚が。

ようやく季節が変わる頃かと思っていたら、いつも励ましてくださるブロ友のワンダフルパパさんからたくさんの梨が。産地直送のみずみずしさとおいしさで、秋の到来とエールをいただいた気持ちで、感謝いっぱいのチロクマ家です。

9月を迎えたチロクマ家

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9月に入ったものの、まだまだ酷暑が続いている大阪。

今年の夏もティラたんの療養を中心に過ごしたチロクマ家ですが、時に前記事の通りのようなエピの出来事も。4チワワといると、本当に日々いろんなことが起きます。

しかし、やはりティラたんのことが最重要。

ティラたんは8月19日に3度目の肺水腫を発症し、治療の結果、8月27日までに一旦落ち着いたと思っていましたが、翌28日にはふたたび気になる咳が。

かかりつけ動物病院へ行き、レントゲンを撮ったところ、肺に「もや」のようなものが見られ、水がまた溜まりだしているとの診断に。すぐ利尿剤を注射して、服用している強心剤は増量することになりました。

翌日レントゲンで確認すると、かなり水は抜けていました。そのまま様子見で、再診は今週末ですが、今のところ落ち着いて過ごせています。

ティラたんのささやかな動きに一喜一憂する毎日ですが、いろんな方からの励ましやアドバイス、同じように病気と闘うワンちゃんがご家族の方のブログを拝見しては、私ももっとがんばれるはずと自身を鼓舞しています。

まだしばらく猛暑は続くと思われ、コロナも台風も心配なことが多くありますが、皆様くれぐれも気をつけてお過ごしください。どなたにも何事もないよう、いつも願っています。

今回のまとめと今後について【8月27日のティラたん】

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ティラたんが8月19日に3度目となる肺水腫を発症し、入院して治療をした結果、夕方には落ち着き、夜には退院することができました。

今回も「覚悟してください」という、十分すぎる可能性と責務で言った獣医の先生は、そう言いながらも、「できるかぎりの治療をして、なるべく家で過ごさせてあげたい」というのが信念にあるそうです。

しかし「肺水腫で3度入院して回復する犬を(先生自身としては)診たことがない」とも。

それは、飼い主の気づきが遅いか、様子見が長いか、結果として病院に連れて行くのが遅れるからだと容易に想像できました。過去の経験から、私にとって心に刺さる痛い言葉でした。

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今日現在も落ち着いて過ごせていますが、完治するわけではないので、今後とも注意深くティラたんの様子を見守っていく必要があります。

現在投与している心臓のための薬はこれ以上増量できませんが、今回の肺水腫が落ち着いたら、次は気管支の治療をどうしていくかという話になっています。

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現在、わが家が心得て、心がけていることです。

 

ティラたんの「僧帽弁閉鎖不全症」も「気管支軟化症」も治せない。

心臓の肥大は一定以上小さくなることはないし、肺の水も抜け切ることはない。

 

1分間の呼吸数は30回以下で、アラートは35回以上。

咳は1番多い時を10段階の「5」ととらえ、それより多いか少ないか。

咳は乾いているか、湿っぽいか。

舌の色がピンクかどうか。よだれはでていないか。

食事はとれているか、水は飲んでいるか、おしっこやウンチは。

横になれているか、眠れているか。

 

酸素濃縮器はいつでもスタンバイし、適宜酸素吸入する。

室温は23℃ぐらい、湿度はなるべく50%に寄せる。

なるべく静かに過ごさせて、興奮をさせないこと。

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何よりも私が「もうちょっと様子を見ようか」などとためらわないこと、だと思っています。

 

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とりあえず、今回の肺水腫の備忘録はここまでとし、また以後は都度綴らせていただきます。

 

そして、

この度もわが家を気にかけてくださり、本当に感謝しています。皆様のご家族ワンちゃんも、いつも元気で幸せな毎日を過ごせるよう、心から願っています。

 

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【最初の肺水腫】2018年7月13日

【2度目の肺水腫】2020年4月1日

 【3度目の肺水腫】2020年8月19日

今回は気管支軟化症からの肺水腫【8月20日のティラたん】

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ティラたんが8月19日に3度目の肺水腫を発症したため、入院して治療をしましたが、回復して落ち着き、夜には退院することができました。そのあとを綴ります。

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【8月20日(木)】

昨夜のティラたんは、咳が減って眠れた様子でした。朝になって一度起きたあと、またリビングでゆっくり横になっていました。

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この日、動物病院は休診日でしたが、予約して診察を受けました。ティラたんの心音や呼吸音は、落ち着いたままだということで、引き続き自宅で安静となりました。

 

【8月21日(金)】

ティラたんはさらに咳が減り、昨夜も眠れたようでした。起きてからは庭へ行き、薬を飲み、食欲もあって、いつも通りの動きをしていました。そして、呼吸数は22~24回でした。

動物病院へは夕方に行く予定でしたが、元気がもどってきたティラたんは、前足の「留置針」が気になる様子だったので、午前9時には向かいました。

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この日もまずは、レントゲン撮影からでした。ティラたんの心臓は今回の肺水腫前の大きさにもどり、肺の水もほぼ抜けていると見られました。ほっとしたところで、ティラたんの今回の肺水腫の発症原因について、先生の考えを聞いてみました。

おそらく、ティラたんのもともと蛇行していた気管は、心臓の肥大で圧迫されていて、そこへ『気管支軟化症』が加わって咳が増え、肺に負担がかかり続けたからではないかというものでした。

『気管支軟化症』は老化とともに進行し、文字通り「気管支」が「軟化(気管支壁の弾性や筋組織が崩壊)」していくため、気管がつぶれて細くなり、呼吸がしにくくなり、咳がひどくなるのだそうです。

さらに『気管支軟化症』は自律神経の不調も引き起こすらしく、心電図をとったときの「心拍リズムに微妙な不安定さ」はこれが原因の可能性が高いと。先日の記事にも書いた、「思ったより、心拍がゆるやか。(ティラたんの)心臓は肥大しているので、この状態ならもっと強く速いはず」といった先生の懸念が、ようやく理解できました。

結論として、これまでは「興奮」からの肺水腫でしたが、今回は「咳」からの肺水腫でした。

8月に入ってからのティラたんは不調にもかかわらず、心拍や呼吸数、心臓や肺に大きな異変が見られませんでした。呼吸数を目安にしていた私でしたが、呼吸はパウンティングのような状態で増えていくのではなく、静かにあっというまに増えていくということを目の当たりにして、今後はもっといろんな注意が必要だと心しています。

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。