僧帽弁閉鎖不全症からの心肥大のため、長年闘病生活を続けているティラたんですが、現在、毎日朝晩「利尿剤(2種類)」と「強心剤」と「血管拡張剤(3種類)」の計6種類の薬を服用しています。
ティラたんの対症療法は「内服薬の服用のみ」ですが、週に1度以上は動物病院で診察を受け、レントゲン撮影と利尿剤の注射を打っています。
しかし、利尿剤を多く摂取しているため、しょっちゅうお腹の調子が悪くなります。
食欲がなくなり、じっと座ったまま震えていたり、怒りっぽくなってさわると噛もうとしたりいろいろですが、当然便秘の状態に。
また一方で、下痢になるときもあります。
これは前立腺肥大の影響ではないかと、獣医との話し合いから推察しています。ティラたんは驚いたり強く咳き込んだあと、興奮状態になっていることがあります。そのためおそらく腸管が圧迫され、まず小さく細く硬めの状態ででたあと、ゆるくやわらかい状態が続きます。
どちらにしても血圧や脈拍が上がり、心臓に負荷がかかってしまうため、なるべく早く動物病院へ連れて行き、胃腸のための注射や点滴を打ちます。
ところが、診療時間外だったり、ティラたんにとっては病院に向かうクルマに乗ることが自体がストレスに。また、まれにではありますが何事もなかったように落ち着くときもあります。
そこで、常備薬として「整腸剤」と「下痢止め」の処方を受けました。
ティラたんに症状が見てとれるたび、いつもの薬にまぜて飲ませます。つまり、ティラたんは計8種類もの薬を飲むときがあります。
その後、数日で回復しますが、診察日には獣医へ必ず報告して総合的な診断を受けます。
このパターンをくりかえしてきて、ようやくチロクマはティラたんのお腹の調子を早めに回復させることができるようになってきました。
しかし、毎回難しいと思うのは「下痢止め」の止め時です。
症状がでてから、だいたい3日間ぐらいは飲ませるよう指示を受けていますが、薬をどのタイミングで止めるかはチロクマの見極めにかかってきます。
見た目は元気になったので止めるとふたたび下痢になったり、治まっているのに飲ませ続けていると今度は便秘になったりします。
それを回避する方法は、とにかくティラたんの排せつ後の状態を常に確認すること。
4チワワいるとトイレのタイミングが様々なので、ちゃんと見ておかないとどれが誰のかという確証がもてません。庭へ行かれたらなおさらで、ティラたんが治っているのかいないのかがわかりません。
そこで、毎日ティラたんを1番にストーキング。トイレあとを掃除するたび、ウンチがきれいにつかめるたびほっとします。
この一連の状況は頻繁にありますが、それでもティラたんは今日も落ち着いて過ごしてくれて、そのことがとてもうれしいチロクマです。