C-130とKC-767の展示飛行を眺めるチロクマ家【2023年3月の小牧基地オープンベース◆その3】

いよいよはじまった、愛知県小牧市にある航空自衛隊「小牧基地オープンベース」。

つぎに前方から飛んできたのは、3機の「C-130」輸送機。

曇天だったせいか両翼についたライトを点灯し、4つのプロペラとデルタ隊形で飛んでくる姿が、凄みのある映画のワンシーンのように見えました。

目が釘付けになっていると、そのままチロクマ家の真上へ。

すると、低空飛行だったためか、かなり大きく近く見えた機体。息をのむほどの大迫力に心拍数が上がったチロクマは、思わず操縦席に向かって大きく手を振りまくり。

「こちらからは見えないけれど、コックピットの中からはこちらが見えているはず」

と妄想の中にいました。

一団が通過すると周囲は静かになり、うたた寝をはじめたチェルたち。

4チワワには申し訳ないと思いつつも、日ごろほぼ外出をしないチロクマにとってめったにない心弾む機会。いっしょにいられない場所にはでかけないけれど、ずっと遊ばせてあげられる場所でもないことに多少の罪悪感も。

ところが、前方からふたたび一機飛んでくるのを目にしたとたん、

「チェルたん・エピたん・シュシュちゃん・シャルちゃん、ゴメンね」

という愁傷な気持ちも吹っ飛ぶ勢い。

「KC-767」空中給油・輸送機が優雅な旋回をし、上空を通過するときにまたしても笑顔で手をふりまくりました。

やがて、二機目が飛んできたのを見ると、機体からでていたのは「空中給油用のパイプ」。ということは、この直前に空中給油が行われたということに。

まだこの瞬間には、この後方(おそらく滑走路上空)で旋回し、すぐあとに飛んでくる飛行機に気づいていなかったチロクマでした。