2017年6月6日午前5時ごろに、大阪市内にある夜間救急の病院にて、ぴぃーちは旅立ちました。
まだ、9歳になったばかりでした。
その日も晴れた朝でした。アチャモが急遽午前3時ごろ静岡から戻ってきて、治療室でぴぃーちに会い、そのあといっしょに看取りました。
ERの先生方が尽力してくださったあと、ぴぃーちの体をきれいにして寝かせてくださった箱を抱え、チロクルマの助手席に乗せて2台の車で連なって帰りました。
ときどき話しかけながら自宅にもどる途中、阪和道を走りながら、すっかり明るくなったあたりの景色を、いまでもまざまざと思い出すことができ、おそらく私は一生忘れないでしょう。
あれから1年がたったなんていまだに信じられず、毎日は泣かなくても、こうやってぴぃーちを思うたび号泣せずにはいられないです。
かといって、ぴぃーちがもどってくるわけでも、わたしの怠慢が赦されるわけでもないのですが、今日だけは泣きたいだけ泣かせていただこうかと。
ご家族ワンちゃんを見送ったことのあるかたは、みなさんわかるといってくださいましたが、私のようになんの根拠もなく、獣医を盲信していたような愚かな方はいらっしゃいません。
今日も犬を飼うということはいったいどういうことなのか、いまこのときも考え続けている私です。