ティラたんの病状と現在の治療方法について【4月15日~現在のティラたん】

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ティラたんは今年3月28日に5度目となる肺水腫を発症し、回復してから約3ヶ月たちますが、おかげさまで今のところ「おおよそ」落ち着いて過ごせています。

「おおよそ」というのは、日や時間帯によって咳が多かったりぼんやりしていたり、食欲がなかったりお腹の具合が良くなかったり、という意味ですが、その都度対処すると数時間後には何事もなかったかのようになります。

とにかくそれは、現在の治療方法がティラたんにあっているからだと思います。

今の動物病院にかかるようになって4年になりますが、獣医の先生はいつもおだやかで丁寧な診察をしてくれます。紹介時はかなり優秀だと聞いていて、期待をしつつ獣医への不信感も引きずっていたので躊躇しましたが、その評判通りで常に精励な方だと思います。

なので、医学的な判断や治療方針は先生を信頼することにし、こちらは日々のティラたんの様子について、気づいたことや対処したことをなるべく正確に伝えるようにしています。

常に話し合い、必要な検査や投薬の変更などは積極的に行ってもらうようにし、わからないこと不安に思うことは念入りに質問します。かといって、飼い主としてできるだけのことをしながら、獣医学については素人という立場をわきまえるよう心がけています。

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ティラたんの現在の治療について、下記にまとめてみました。

まず、

1.ティラたんの現在の病状について

「僧帽弁閉鎖不全症」からの心肥大で、病期のステージを5段階で考えると4に相当するようです。 他に「気管支軟化症」や「前立腺肥大」なども抱えていて、直接原因ではないものの、これらがきっかけで肺水腫へと進行した可能性はあると思います。 

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2.治療方法について

(1)薬の服用

「利尿剤(2種類)」「血管拡張剤(2種類)」「強心剤」 の5種類を、朝晩1回決まった時間に飲ませています。

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服用の時間は、いつでもどこにいても厳守しています。

(2)酸素の吸入

投薬後や咳が多いときなどに適宜、酸素ハウスに入らせます。非常時は病院へ向かう直前まで入っていて、車内では酸素濃縮器からノズルで吸入しながら向かいます。

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ティラたんの呼吸を助けて肺を休ませてあげることが目的で、心臓病を治しているわけではないことは理解しています。

(3)レントゲン撮影と利尿剤の注射

週に1度は動物病院で診察を受け、レントゲン撮影と利尿剤の注射をします。

心臓と肺の状態を確認し、服薬では足りない分を補うイメージです。これまでの治療の結果、今のところこの方法とペースが最善ということに。

しかし、そのあとも咳が治まらず肺の水が抜けきらない時は、連日になる場合もあります。

(4)定期的な血液検査

ティラたんの体調を見て、数カ月に1度は血液検査を行っています。

利尿剤を多く使用しているため、腎臓への影響は避けられません。『BUN(血中尿素窒素)』や「脱水」なども合わせて確認しています。

(5)その他気をつけていること

  • 呼吸数(1分間に何回か/アラートは35回)
  • 舌の色(白っぽくないか)
  • 食事や飲水の量と回数(食欲はあるか)
  • 排せつの回数と状態(便秘や下痢になっていないか)
  • 睡眠時間と体勢(横になって眠れているか)
  • 室温と湿度(室温は22℃前後/湿度は50%前後)

ティラたんの対症療法は内服薬の服用が基本で、あとは安静と酸素吸入を組み合わせた自宅療養です。

ティラたんには今後もおだやかに犬生を過ごさせたいし、1日でも長く私たちのそばにいてほしいと思っているので、とにかく「いかに肺水腫を発症させないか」ということを中心に必死で取り組んでいます。

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今回はいつも励ましてくださる方々へ、ティラたんの現在の体調についてご報告したく綴らせていただきました。チロクマ家一同、心より深く感謝しています。

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今日もティラたんはおだやかに過ごせています。

 

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【最初の肺水腫】2018年7月13日(当時11歳)

【2度目の肺水腫】2020年4月1日(当時12歳)

【3度目の肺水腫】2020年8月19日(当時13歳)

【4度目の肺水腫】2021年1月30日(当時13歳)

【5度目の肺水腫】2021年3月28日(当時13歳)

≪ 追記 ≫

肺水腫を発症後の余命は、対症療法だけだと平均で9ヶ月程度だそうです。

ティラたんはもうすぐ3年になります。

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肺水腫から回復後のティラたん【3月29日~現在のティラたん】

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ティラたんが3月28日に、5度目となる肺水腫を発症してしまいました。

今回も半日入院して治療をした結果、回復して落ち着き、夜には退院することができました。そのあとは、今日現在も落ち着いて過ごせていますので、どなた様もご心配お気遣いなさらないよう、よろしくお願いいたします。 

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3月28日の入院治療のあと夜に退院し、翌日も診察へ向かいました。


【3月29日】動物病院へ

レントゲンを撮り状態を見ましたが、肺の水は抜けていたけれど、心臓の大きさはさほど変わりはありませんでした。留置針を抜いてもらって、また自宅安静ということに。

その後のティラたんは落ち着いて、おだやかに過ごせていました。

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【3月31日】動物病院へ

この日は4チワワがトリミングの予定日でした。ティラたんは落ち着いていたのですが、軽いトリミング(爪切りや肛門絞り)をするかは、まず診察を受けてから決めるという段取でした。

ところが動物病院へ向かう途中の車の中で、緊張からの興奮なのか呼吸がとても速くなりました。そして、病院到着してすぐ酸素室へ入れてもらいました。

落ち着いたあと診察を受けてレントゲンを撮りましたが、幸い肺の水はたまっておらず、心臓の大きさも変わりないとのことでした。でも、念のためトリミングは中止とし、利尿剤の注射を打ってもらい帰宅しました。

そのあとは咳もでなくなり、落ち着いて過ごせていました。

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また短時間ですが、外出もしました。

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日々落ち着いた様子のティラたんでしたが、また徐々に咳が増えていきました。

【4月7日】動物病院へ

診察を受け、レントゲンを撮りました。肺の水はたまっておらず、心臓の大きさも変わりありませんでした。でも念のため、利尿剤の注射を打ってもらいました。あとは咳もほとんどでなくなり、静かに過ごせていました。

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その後、今日現在も落ち着いていますが、体調には日々変動があるように見えます。

咳は時々多くなり、食欲のない日やお腹の調子も良くない日があります。かと思えば、元気いっぱい部屋を駆けたり、いつもより多く食べる日があったりもします。

常にティラたんの様子に注目し、毎日朝晩の投薬は欠かさず、適宜酸素吸入をし、呼吸数や咳の頻度、お腹の具合、飲水量、食欲のチェック。横になって眠れているか、どのくらいの時間寝ているか。とにかくなにかがおかしいと感じたら、すみやかに動物病院へ。そんな日々を繰り返しています。

チロクマとしては1日中4チワワの世話に明け暮れ、自分のための時間はなるべく短縮し、外出も飲酒もせず、食事はほぼ立ったまま家事のついでにながら食べ、睡眠は4時間+細切れにしかとらず、体力的にも精神的にもしんどいと思う時があります。

でもそのご褒美は、「ティラたちと一日でも長く一緒にいられること」だと信じています。

おかげさまで、今日もティラたんはおだやかに過ごしてくれています。

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【最初の肺水腫】2018年7月13日

【2度目の肺水腫】2020年4月1日

【3度目の肺水腫】2020年8月19日

【4度目の肺水腫】2021年1月30日

【5度目の肺水腫】2021年3月28日

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とりあえず、今回の肺水腫の備忘録もここまでとし、また以後は都度綴らせていただきます。

いつもたくさんご心配と励ましをいただき、本当に感謝しています。すぐ弱気になるチロクマですが、まだまだがんばることができるパワーをいただいていると思っています。

そして、

皆様のご家族ワンちゃんネコちゃんも、いつも元気で幸せな毎日を過ごせるよう心から願っています。

前回から発症までの経緯【2月11日~3月28日のティラたん】

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ティラたんは、今年1月30日に4度目の肺水腫を発症したものの、入通院治療の結果、回復して普段通りの状態にもどったと考え、2月10日時点で備忘録を一旦締めくくったわけですが、完全に落ち着いたわけではありませんでした。その後の経緯を綴ります。

4度目の肺水腫から回復後、家の中で日々安静に過ごし、ティラたんは食欲もあり動きも普通で、呼吸数も20~22回範囲で咳も少なく、横になってゆっくり眠れていました。2月12日には『岸和田SA』のドッグランへ連れた行けたほどです。

ところが翌日からまた、少しずつ咳が増えたような感じがしました。2月9日に検査してからまだ5日しかたっていませんでしたが、気になったので動物病院へ向かいました。

【2月14日】動物病院へ

診察を受け、レントゲン撮影をしました。肺に水はなく、心臓の大きさはほぼ変わりない状態でした。気管支軟化症もあることから、気温や血圧の変動も受けやすいため、咳が増えているのだろうということで、しばらく様子を見ることになりました。

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【2月22日】動物病院でトリミング

前回診察後1週間は落ち着いていたので、動物病院でトリミングを受けました。途中、咳き込むときもあったようですが、特に大きな変化はなく終わってからも落ち着いていました。

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しばらく落ち着いて過ごせているように見えましたが、咳の回数がじわじわと増えていき、じーっと座っているときもたびたびありました。お腹もゆるく、食事も食べたり食べなかったりという日がでてきました。

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そして、前回から9日後、動物病院へ向かいました。

【3月3日】動物病院へ

レントゲンを撮り状態を見ましたが、肺に水がたまっているようすはなく、ただ若干心臓は肥大しているように見えるとの所見でした。

念のため、利尿剤の注射を打ってもらいました。(毎日朝晩の薬にスポットで追加のイメージです)帰宅後のティラたんは水を大量に飲み、何度もおしっこを出したあとは静かに寝ていました。

ところが思ったほど咳が減らず、かといって呼吸数は20~22回で舌の色も悪くなく、食欲もあったため、休診日ということもあり1日様子を見ましたが、ティラたんの様子にだんだん不安が増していきました。翌日また、動物病院へ向かいました。

【3月5日】動物病院へ

診察を受け、レントゲンを撮りました。肺の水が若干あるようにも見え、思ったほど心臓が縮んでいないという所見でした。また、利尿剤の注射を打ってもらいました。

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しばらく落ち着いていましたが、1週間ほどすると咳の回数が増えたように思いました。また不安に思えたので、動物病院へ向かいました。

【3月13日】動物病院へ

レントゲンを撮り状態を見ましたが、肺に水がたまっているようすはなく、心臓は縮んでいるように見えるとのことでした。でも、レントゲンは撮影角度やタイミング、その瞬間のティラたんの体調にもよるので、ミリ単位の大小で一喜一憂するわけにいきません。念のため、利尿剤の注射を打ってもらってから帰宅しました。

そのあとは嘘のように咳が減り、おだやかな毎日でした。

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ところが10日ほどすると、また咳の回数が増えたように思いました。ふたたび、動物病院へ向かいました。

【3月23日】動物病院へ

診察を受け、レントゲンを撮りました。肺の水はたまっていないように見え、心臓の大きさも変わりありませんでした。でも念のため、利尿剤の注射を打ってもらいました。

そして、咳は止まったと思うほど少なくなり、普通に落ち着いて過ごせていました。なのでこの3日後、3月26日にまたドッグランへでかけたわけです。

そのあとも落ち着いてすごせていましたが、翌日咳が増え始めました。そして、3月28日の明け方からさらに咳が増えました。横になって寝ていたのに、咳で起き上がっては座り、落ち着いて寝ようとするとまた咳がでる、の繰り返しでした。呼吸数も30回を超えはじめ、一時40回ぐらいに。午前の診察時間になったので、電話をいれてから急いで動物病院へ向かいました。

【3月28日】動物病院へ

診察を受けて、レントゲンを撮りました。肺の水はたまっていて、心臓は大きくなっていました。肺水腫を発症していました。

ティラたんは即入院となり、半日動物病院で治療をうけました。利尿剤と強心剤の投与をうけ、夜には落ち着いたということで、留置針をつけたまま退院しました。

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。

ティラたん5度目の肺水腫

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ティラたんが3月28日に、5度目となる肺水腫を発症してしまいました。

今回も半日入院して治療をした結果、回復して落ち着き、夜には退院することができました。そのあとは、今日現在も家で静かに過ごせていますので、どなた様もご心配お気遣いなさらないよう、よろしくお願いいたします。 

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前回の肺水腫からの回復後、より慎重に見守って対処してきたつもりでしたが、あっという間に発症させてしまい、見極めの難しさをとても感じました。ティラたんの年齢とともに進行していく病状について、今後さらにどう看護していくか、1日でも長くそばにいてもらうために、今回も経緯を振り返り、備忘録を綴らせていただきます。

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【最初の肺水腫】2018年7月13日

【2度目の肺水腫】2020年4月1日

【3度目の肺水腫】2020年8月19日

【4度目の肺水腫】2021年1月30日

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。

昨日お花見にでかけたチロクマ家

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昨年秋の旅行記の途中ですが、昨日みんなでお花見にでかけました。

もちろん行先は、阪和自動車道『岸和田SA』のドッグラン。SAの駐車場はわりと混んでいたものの、幸いなことに誰も遊んでいない状態。この時期に訪れるのは2年ぶりでしたが、ラン内の桜は見事に咲いていました。

早速4チワワを遊ばせながら、桜を見上げて楽しんでいると、ランのフェンスそばに寄ってこられた方が次々と。皆さんワンちゃん好きだということで、目を細めてティラたちを見て、おそろいの犬服をほめてくださったり、チェルとシュシュを見比べて、大きさの違いを聞いてこられたり、エピがチワワかどうかといった質問もあり、けん制するジョシにも優しく、たびたび笑い声が。

つぎに利用のワンちゃんが来られたので、20分ほどで退場しましたが、晴れ渡った空の下、楽しいお花見タイムでした。

このところ、ティラたんは咳が増えたり落ち着いたりの日々で、7日~10日ほどの間隔で動物病院へ。そのたびに、レントゲン検査と利尿剤の注射をしています。心臓が治ることはないと理解してはいるものの、1日でも長くいっしょにいたいし、1シーズンでも多く、いっしょに桜を見たいと思っているチロクマ家です。

今日のチロクマ家

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1月30日に4度目の肺水腫を発症し、以来の自宅療養で安静の日々でしたが、おかげさまでティラたんは日に日に元気になってきました。食欲もあり、呼吸も落ち着いていて、家の中では駆けたり跳んだりもするようになっています。

ティラたんの病気も世の中の自粛等などの何事もなければ、本来は今日から大山旬香へ遊びに行く予定でした。雪遊びが大好きなティラたんのために、この時期の大山旬香は、わが家の定番宿になっています。

ともかく、今日はティラたんが落ち着いていることもあって、気分転換にと阪和自動車道『岸和田SA』のドッグランへ行ってきました。

あいにくの曇り空で気温は6℃と表示がありましたが、風がなかったので、そんなに寒くは感じませんでした。また、着せている服がわが家がずっとお世話になっている、東京の高円寺にある犬服ブランド『プチヘヴン』さん製。「雪の中で遊んでも、ぬれにくくて寒くなくて動きやすい犬服」というオーダーで、特別に作ってくださったもののNewバージョン。かわいいだけでなく、防寒防滴もばっちりだったのでとても心強かったです。

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そして、ドッグランは幸運な貸切状態で、ティラたちはゆっくりとあちらこちらへ。しばらく楽しんだあと、ティラたんの体調を考えて短時間で切上げましたが、久しぶりにとても満足そうな4チワワでした。

 

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先日も書かせていただきましたが、このあとは11月下旬にでかけた旅行記事を綴らせていただきます。現実にはティラたんの療養中心の日々ですが、楽しかった思い出は残らず綴っておきたいと思っていまして、さらに季節感がずれていきますが笑ってご容赦ください。

皆様いつも励ましてくださって、ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

日々安静で少しずつ回復のティラたん【2月7日~今日現在のティラたん】

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ティラたんが1月30日に4度目となる肺水腫を発症してしまいましたが、今回も半日入院して治療をした結果、回復して夜には退院することができました。

そのあとは、自宅療養でおだやかに過ごせていましたと思っていましたが、順調に回復へ向かっていたわけではありませんでした。その経緯を綴っています。

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2月7日も一日中、ティラたんの回復にトリクマで必死に努めました。室内の温度と室温に注意を払い、朝晩の投薬をきっちりと、隙あれば酸素吸入を行いました。とにかくおだやかに静かに、なるべくゆっくり過ごさせることを心がけました。

ところが、夜になってティラたんのお腹からきゅるきゅると音がしだしました。

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利尿剤を増量しているため、副作用で便秘になることを聞いていたので、そのせいかもと思いました。ティラたんは晩御飯を食べませんでしたが、呼吸数も落ち着いていたため、薬だけ飲ませ、この日は就寝させることにしました。 

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2月8日早朝、アチャモが浜松へもどった後、見た感じは落ち着いた様子のティラたんでした。呼吸数は変わらず、室内を歩き回り庭へもでていましたが、何も食べずオヤツも欲しがりませんでした。とにかくお腹の音が続いていたので、ウンチの状態を見てから病院へ行くかどうか判断することにしました。

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すると、夕方になりティラたんが嘔吐しました。吐しゃ物の中に、小さな血のかたまりのようなものがいくつか混じっていましたが、これまでも何度か見たことがあったので(胃腸の調子が悪い時にはよくあることだそうです)、まず動物病院へ電話で相談しました。

経緯と状態を伝えると、呼吸が落ち着いているのであれば緊急性は低く、1日ぐらい絶食でも大丈夫ということで、明日朝まで様子見という話になりました。

ティラたんはチロクマの運転でチロクルマに乗ると、行先はほぼ動物病院だとわかっているようです。そのため緊張して興奮状態になるかもしれず、今はなるべくならその状況は避けたいということに。

そして、引き続き安静にさせて酸素吸入をしながら見守り、この夜はそのままリビングでみんないっしょに寝ました。

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2月9日、ティラたんはトイレへ行かないまま夜が明けました。どういう状態なのか考えていましたが、ここで咳が激減していたことに気づきました。毎朝午前3時ごろに咳き込んで起きていたのがこの朝は見られず、ぐっすり寝ていたからです。

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ところが8時ごろになって、庭へ行ったあと戻ってこなかったので見に行くと、ゆるいウンチをして座り込んでいました。すぐに抱えて洗面所へ走り、きれいにしたあとは普通に元気な様子になりましたが、念のため病院へ連絡を入れて診察に向かいました。そして、まずレントゲン撮影と血液検査をしました。

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レントゲン撮影の結果、肺の水はほぼ見られず、驚いたことにティラたんの心臓はわずかながら縮んでいました。これが咳が激減した理由でした。

また、血液検査でBUNの数値が前回、

「56.0(㎎/dl)」(2021.01.30)

だった値が、

「54.4(㎎/dl)」(2021.02.09)

とわずかに下がっていました。

結果をふまえ獣医と話し合ううち、呼吸が落ち着いているし、利尿剤の影響だと便秘になるので軟便は考えにくいということに。他に何かなかったかと聞かれ、チロクマが思い出したのは、ティラたんが一昨日に一時興奮状態になったことでした。

以前からティラたんは、ヒート臭をかいでしまったり、シーズンになると反応して興奮状態になることがあります。さらに前立腺肥大の傾向があるためか、咳や動いたときに腹圧がかかって神経が刺激されるのか、同様の状態になることも。その後、かならずお腹がゆるい状態になります。

なので、ティラたんが興奮しそうになったら、話しかけて気を紛らわせたり、体をさすったりして興奮を鎮める手段をとっていますが、一昨日のその瞬間は他のことに気をとられ、気づくのが少し遅れました。

そう話すと、これはそれが原因ではないかということに。

そして、増量した利尿剤については、BUN数値が高いままとはいえ、心臓が縮んだことからこの治療は有効ということで、しばらく継続し様子を見ることになりました。

結局、胃腸の状態を改善する薬を注射を打ってもらって帰宅しました。ティラたんは夜になって少し食欲がでたのか、オヤツを少しだけ食べました。

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そして、この夜もゆっくり眠れていたティラたんです。

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ともかく、大事な心臓は少し縮んでくれていました。それが何よりうれしい検査結果で、そのことをここに記せて、ご心配くださって皆様にご報告できる喜びを感じています。

ティラたんの状態をどのくらい回復させて維持できるかわかりませんが、一喜一憂しながらも精いっぱい尽力していきます。おかげざまで今日現在も、静かに過ごすことができているティラたんです。

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とりあえず、今回の肺水腫の備忘録もここまでとし、また以後は都度綴らせていただきます。

たくさんご心配と励ましをいただき、本当に感謝しています。すぐ弱気になるチロクマですが、まだまだがんばることができるパワーをいただいていると思っています。

そして、

皆様のご家族ワンちゃんネコちゃんも、いつも元気で幸せな毎日を過ごせるよう心から願っています。

ふたたび増えた咳と縮まない心臓【2月1日~2月6日のティラたん】

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2月1日の朝の様子も落ち着いていたティラたん。呼吸も食欲もトイレも、いつも通りでした。咳は少し減ったように感じました。

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そして、昼前に診察へ行き、レントゲンを撮りました。肺の「もや」はほぼ消えていましたが、心臓の大きさは前日とあまり変わりないように見えました。

しかし、ティラたんは落ち着いていたので、このまま安静にして自宅療養することになり、留置針は抜いてもらって帰宅しました。

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翌2月2日も2月3日も、普通に過ごせていました。咳も少な目で、呼吸数も20回~26回程度、動き回り食欲もありトイレも問題なく横になって眠れていました。

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そして、今回は落ち着いたと考え、2月4日の朝、ブログ記事にさせていただいたわけです。

ところが、2月4日夕刻頃からなんとなく咳が増えたように思いました。座っている時間も長く、表情はぼんやりと。でも、しばらくすると動き回り、食欲もトイレも呼吸数も変わらず、これぐらいは仕方ない範囲なのかとも考えていました。

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その翌日2月5日もぼんやり座っていたり、咳き込んでいるときが多いように思いました。ただし、食欲もトイレも呼吸数も変わらず、横になって眠れていたので様子を見ることに。

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2月6日の朝、ふたたび動物病院へ向かいました。レントゲンを撮ると2月1日に撮影した写真より、肺の「もや」は少しあるように見え、心臓は縮んでいませんでした。獣医から「心臓が大きくなったままで、これ以上縮小しない段階」にきている可能性もあるという説明があり、かすかな絶望感を覚えました。

とにかく利尿剤を注射で打ってもらい、自宅へもどりました。

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この日夜にはアチャモがもどったため、交代で見守りながら、とにかくティラたんの安静に努めることにしました。

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。

半日入院から自宅療養へ【1月30日~31日のティラたん】

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1月30日に4度目の肺水腫を発症したティラたんは半日動物病院へ入院し、夕方になって連絡を受けたチロクマが迎えに行きました。

獣医からの説明によると、ティラたんは退院までに強心剤を1回、利尿剤を3回注射し、レントゲン撮影は入院時と途中と退院前の3回撮影したそうです。

先生と一緒にレントゲン画像を確認すると、肺の水はかなり抜けて、心臓の輪郭は見えていましたが、心臓の大きさは思ったほど小さくなっていませんでした。

酸素室で入院中のティラたんは、寝ず水もほぼ飲まず、他の患犬の吠え声や機械音で終始落ち着かない様子だったそうです。でも、見た目は元気になっていたので、自宅療養のほうが安静にできるということで退院となりました。

そして、チロクルマに乗せてすぐ、作動させた酸素濃縮器のチューブをティラたんの鼻先近くにあてながら急いで帰りました。

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ティラたんは家へ帰ったとたん、今回もまずトイレへ行き、おしっこを大量にしたあと水をたくさん飲みしました。そして、チェルとエピとシュシュに体を寄せたあとは、リビングを歩き回り、庭へも走って行っていました。

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晩ご飯は少しだけオヤツはたっぷり食べたあと、酸素ハウスへ。でも、酸素ハウス内では、水も飲まないしトイレもしないので、呼吸の様子を見て外で寝かせました。ティラたんの様子に気をつけながら、この日は全員リビングでトリクマは仮眠をとりながら見守りました。

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翌1月31日の朝は、咳の回数がぐっと減ったように思いました。酸素ハウスに入れると寝ないので、ティラたんがどこかで寝たとたん、そこへ吸入ノズルをそっと持っていく、の繰り返しでした。トイレと水を飲む以外は、ほとんどゆっくり寝ていたティラたんでした。

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昼前に診察へ行き、レントゲン撮影をしました。前日よりはましになったように見えました。そして、引き続き自宅療養になりました。

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。

呼吸数の増加から4度目の肺水腫で入院【1月27日~30日のティラたん】

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ティラたんは心肥大だけでなく、年齢的に『気管支軟化症』でもあるため、ふだんから咳をよくします。明け方や暖かい部屋から寒い外へでたときはもちろん、「のび」の姿勢をしたあとや吠えたりしたあとは、ほぼ咳き込みます。

前回の肺水腫は『気管支軟化症』が、主な原因だと考えていました。

そして今回も、じわじわと咳の回数が増えていった感じがしました。明け方は咳き込んでじっと座っているようになり、かといって、しばらくすると横になってぐっすり寝ていました。日中は元気に動き回り、食欲もありトイレの状態も問題が見られなかったので、様子見るにとどまっていたチロクマでした。

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ところが、1月30日の午前3時ごろ、咳がかなりひどくなったように思いました。しかし、呼吸数は24回~26回のまま朝は落ち着いていたので、動物病院へ行くかどうか思案していました。クルマで移動して病院へ行くだけで、ティラたんの心拍数や呼吸数が上がるためです。

そして、前日夜にもどったアチャモが外用事にでかけている間、午前9時ごろ家事をしていたチロクマがふと見ると、ティラたんがじっと座っていて背中が大きく上下しているように見えました。呼吸数を数えると、30回~36回になっていました。

あわてて動物病院へ行き、待合室で順番を待っていると呼吸数は40回にと増えました。すぐに受付スタッフの方に伝えると、ティラたんは酸素室へと運ばれていきました。

その後、レントゲン撮影をすると、やはり心臓は肥大していて、肺には「もや」がかかり、それも右肺は外側へ引っ張られたような形に。

獣医とレントゲンを見ながら、

「肺水腫ですね?」「肺水腫です」

ふたたびティラたんは午前10時には入院が決まり、強心剤および利尿剤の注射と酸素室で安静にしながら、排尿によって肺にたまった水をだす治療を行うことになりました。 

ティラたんを病院に残し、一旦チロクマは帰宅しました。そして、夜には退院できる可能性に合わせ、ふたたび酸素室のレンタルをすることに。また今回もアチャモ大阪市内にあるテルコムまで、片道約40㎞ほどの距離を受取に行って戻り、リビングに設置しました。

そして、夕方までティラたんの容体の連絡を待つことになりました。

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ここで一旦区切らせていただきます。

つづきます。