3チワワのために尽力するチロクマとアチャモ

エピが虹の橋へ行ってから、まもなく49日を迎えます。

エピとの別れを想わない日はありませんが、わが家にはまだチェルシーとシュシュとシャルロットがいます。それぞれ大切に見守って、元気で長生きしてもらわなければなりません。

私が悲嘆にくれ続けたせいで、万が一、3チワワの異変を見逃してしまったら後悔するどころではないと。

この4月も毎月のトリミング&定期健診、以前から予約していた春の1日犬ドッグがありました。他にも急な診察や投薬の受け取りなど、すでに何度も動物病院へ足を運びました。ただ、毎回向かうのはとても辛く、緑の診察台は何より見たくありませんでした。

しかし、心を無にしてチェルたちの診察を受け、診断結果の話を聞き、今後の治療方針の説明を受けました。

チェルシーは僧帽弁閉鎖不全症からの心肥大があるため、2種類の薬を服用しています。さらに胆泥症の治療薬も服用中です。また、白内障も見られるため点眼薬を使用しています。

シュシュも昨年白内障が見つかり、点眼薬とサプリメントでの治療を行っています。ただし、チェルより早い進行がみられるため、頻繁に検査を行っています。

シャルロットは特に病気となる症状は見られませんが、パテラであるため普段の動きに注意しています。

動物病院通いは私が主導ですが、極度の心配性になっていて、症状を過敏にとらえすぎ、3チワワの前でも不安な顔を向けてしまうことが度々あります。

一方、アチャモは新しい犬用オヤツを買ってきたり、平日の夜や休日は散歩に連れて行き、就寝するまで遊び相手をして、何とか3チワワを喜ばせようとしています。

この度も、ご家族ワンちゃんとお別れした経験のある、愛犬家の先輩方からたくさんの共感と励ましをいただきました。

チェルのお兄ちゃんとお姉ちゃん、ぴぃーち、ティラたん、そしてエピ。

どの時の別れもこの上ない辛さでしたが、長年見守ってくださっている方々だからこその言葉ひとつひとつ、心にしみるものばかりで深く感謝しています。

もう少し時間がたてば、ある程度は心が平穏になるのかも・・・と思ってはいましたが、

先日、我が家でまた突然の出来事が起きました。

チェルシー歯肉腫瘤の検査結果

先日、チェルシーが手術を受けて切除した『歯肉腫瘤』の病理検査の結果がでました。

獣医の説明によると、「腫瘤」については「悪性ではない」とのことです。

ただし、切除したのは歯茎より突出した部分のみなので、今後も同様の「腫瘤」ができる可能性は十分あるそうです。(例えるならば、雑草が生えている土から上の部分だけ刈り取り、根っこは地中にあるみたいなイメージ)

「線維性エプーリスに相当する増殖性の病変」なので、今回の切除手術で根治したわけでないことは理解しました。

よって、これからも常に口内のチェックをし、異変がみつかればその都度治療方法について相談し、慎重に対処していかなくてはなりません。

とはいえ、今回は一応治療完了ということになりました。

口の中の手術だったので、チェルの食欲がなくなったり辛そうにするかと心配していました。しかし、まったくそんなことはなく、翌日(術後半日は絶食絶水でした)からは普通にゴハンもオヤツも食べ、元気いっぱいで動き回りました。その様子に心底ほっとしたチロクマです。

おかげさまでわが家は、今日も穏やかに賑やかに過ごせています。

チェルシー歯肉腫瘤の手術

チェルは本日手術を受けました。左奥の歯と歯の間に『歯肉腫瘤』が見つかったためです。

先週のトリミング中にトリマーさんが気づき、すぐに先生の診察を受けることができました。わたしたちは気づいていなくて、いつからできていたのかわかりません。

『歯肉腫瘤』は切除して検査に出さなければ、良性かそうでないかはわからないとのことで、結果がでるまでには約2週間ほどかかるそうです。

とにかく即断し、今日の午後行っていただきました。全身麻酔の手術が4度目になるため、チェルがとても心配でしたが、先延ばしにしても良いわけはないと考えました。

そして、説明を受けていた通り短時間の日帰り手術で、夕方連絡を受けて迎えに行きました。チェルはすこし元気がありませんでしたが、痛がるような様子はなく落ち着いているように見えます。

現在の動物病院にかかるようになってから、健康管理に関しては常に注意を払い、慎重に迅速に対処してきたつもりでした。年に一度は全員が犬ドッグを受け、異常がないことの確認をしてきました。

とくにチェルは、2021年に乳がんの手術をしたあと、毎月レントゲンやエコーの検査をし、さらに血液検査も行って、再発や転移がないかを見てきています。

今のところ、がん転移はどこにもみられません。ただ、胆のうに胆泥が見られたため、昨年秋から「利担剤」の服用をはじめました。

また、僧帽弁閉鎖不全による心肥大について、進行している様子はありませんでしたが、獣医と相談の上で先月から「強心剤」の服用もはじめました。

ところが重点的に注視してきた内臓系とはちがう、口腔内の『歯肉腫』が見つかったことで、飼い主としての見落としに恥じ入るばかりです。さらに気をひきしめ、これからも見守りを慎重に、チェルシーとエピとシュシュとシャルロットの犬生を大切にしていきたいと思います。

今回も皆さまからご心配をいただき、相談にのってくださって励ましてくださったことに心よりお礼を申し上げます。

そのひとつひとつへの感謝を忘れずがんばっていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

そして変わりなく、皆さまご家族ワンちゃんの健康と幸せな毎日もお祈りしています。

『歯肉腫瘤』の生体検査の結果については後日、備忘録を兼ねて綴らせていただこうと思っています。

レモングラスとおいしい犬用オヤツとミニチュアシュナウザーのよつばちゃん

10月初旬、わが家に思わぬサプライズが。

ブロ友さんの「よつばちゃんママ」さんから、『レモングラス』の株とお手製の『よいこのおやつ』が届きました。お庭で大切に育てていたレモングラスをまるまる1株と、3種類もの特製ジャーキー。

よつばちゃんママは、ミニチュアシュナウザーのよつばちゃんといっしょの日常や旅行を綴られています。犬とどこでもいっしょに楽しむというところがとっても共感でき、なんといっても旅行先の写真が素晴らしいです。

わが家が行ったことのない方面が多く、記事の写真をあこがれのような気持ちで見ています。そんなチロクマが「💕光線」を送るうちに、仲良くしていただけるようになりました。

とにかく早速、教えていただいたとおり、レモングラスの葉先を切ってポットに入れ、熱湯をそそぐと、とてもいい香りのハーブティが。

そして、いただいたオヤツを3チワワに。すぐにチェルたちは夢中で食べはじめ、それを眺めながら飲む、いれたてのハーブティーは格別においしい味がしました。

また、レモングラスの残りの根の部分は鉢植えにして冬を越させ、春になってから地植えすると増えるそうです。うまくいけば、来年のわが家の庭はレモングラスのいい香りがあふれることかと。

よつばちゃんママは、よつばちゃんのためにお手製のオヤツを作りはじめ、ちゃんと資格もとってイベントなどで販売もされているそうです。本当に犬愛あふれる方だと思いました。

昔から思っていることですが、

「犬にとって本当にいいことはブロ友さんがおしえてくれる」

ということを、あらためて実感したチロクマです。

 

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【よつばちゃんママのブログ】

ミニチュアシュナウザーのよつばちゃん7歳

長いまつげのよつばちゃんのお顔がかわいくて、毎回笑顔で眺めてます。よつばちゃんママにお願いしたところ、よつばちゃんの写真をたくさん送ってくださったので、ありがたくわが家のアルバムに綴らせていただきました。

よつばちゃんママに心からお礼申し上げます。

3チワワのトリミング日は奮闘チロクマ

チロクマ家の3チワワは、毎月1度かかりつけ動物病院内でトリミングを受けています。その送迎はチロクマがワンオペで行うのですが、これがなかなか大変。

3チワワを一度に連れていきますが、その前に入念な準備が必要。

まずはキャリーバッグ。

診察券や財布やスマホ、マナー袋や消毒スプレー、飲み水などを入れたら玄関に置いておきます。

つぎはリュック。

エピを運ぶためなので、保冷剤とバスタオルをあらかじめ入れておきます。

そのつぎはチロクルマ。

エアコンを入れに行き、車内温度を調整します。先に積んでおけるものは運び入れますが、ほとんどありません。

そして、いよいよ3チワワの捕獲。

まずはエピ。

エピは追いかけたり急に抱きかかえると「うれション」をしてしまうので、急いでいてもおだやかに声掛けをしてリュックへ誘導します。スムーズに入ってくれたら、すばやくファスナーをしめておきます。

ところが、たまにエピが何かに警戒して逃げてしまうことがあります。そうなると捕まえるのが一苦労。ソファー奥に引っ込むのを引っ張り出すと、もれなく周囲がオシッコだらけに。場合によっては、チロクマが着替えなおさなくてはいけない悲惨な状況も。

つぎはシュシュ。

チロクマがバタバタしていると追いかけっこをしてると思うのか、リビング中走って逃げ回ります。追いかけまわし、ようやくつかまえて片手で抱えます。

ラストはチェル。

あっさり抱えられてくれるので、肩から下げたバッグに入れます。

そして、最後にエピ入りリュックを持ち上げます。

いよいよ玄関から外へ。

総重量22キロの荷物を抱えて持ったまま、戸締りをして、10数段の階段を下りてクルマのそばへ。

わずかに使える右手指でドアを開け、抱えたシュシュやエピ入りリュックを後部エリアへ。あとは、すばやく運転席に乗り込みます。

3チワワと荷物を何度かに分けて運べば、多少は楽だと思うのですが、一瞬でも無人のクルマに誰かを待たせることはしないので、絶対にやりません。

そのあとは、ゆっくり安全運転。

チェルはクルマの加速音が苦手で、過呼吸のような状態になります。ひどくならないよう落ち着かせながら、慎重に走っていきます。

動物病院は到着すると、すぐスタッフの方が出てきて手伝ってくださるので、さほど苦労には思いません。しかし、チェルたちを預けて家へ戻るとグッタリ。

そこから3時間の間に家事をして、ふたたび向かいます。

まずはチェルが経過観察を続けている、「乳がん」と「心臓病」についての診察を受けます。毎回レントゲンを撮っていて、その結果を獣医の先生から説明していただき、進行していないことの確認と、将来的な治療の相談をしています。

また、誰かの体に小さなできもの(脂肪腫)がみつかると、念のため穿刺して検査してもらったり、お腹がゆるい状態が続いているときは注射を打ってもらったり、など時々によりますが、トリミング日は病院の滞在時間が長くなることがほとんど。

というわけで、今のところ体力的にも精神的にも最高に気合のいる日なのですが、チェルとエピとシュシュのためならがんばれるチロクマ、ということです。

が、「重さ」が1番こたえているので、実際どのくらいなのだろうと調べてみた結果を記事にしてみました。

《追記》トリミング後の写真【動物病院のHPからお借りしました】

チェルシーの抜糸と乳腺の検査結果

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チェルシーは先週、ようやく抜糸をしました。

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摘出した乳腺の病理検査の結果もでて、

「腫瘍はみられない」との回答がありました。

つまり、最初に切除した「乳腺腫瘍」から周囲の乳腺への「浸潤性(たとえるならば水がしみ出して周りに広がっていくようにがんが広がる)」もなかったということに。

この説明を受けて、心の底からほっとしました。

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ともかく、抜糸して術後服を脱ぐことができたチェルは、目の輝きも食欲ももどり、元気いっぱいに家中動き回っています。

もちろん手術のあとは治りはじめていて、想定していたよりもずっときれいな傷跡です。今回もあらためて獣医の先生の才腕を目の当たりにし、信頼してまかせてよかったと思いました。

そして、今回の乳腺腫瘍についての治療は、ここで一旦終了ということになりました。

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今後は定期健診が欠かせませんが、チェルも今年は11歳(人年齢では60歳ぐらい)になります。心臓病のことはもちろん、その他の病気のこともあります。

当然のように、日々大切に見守っていき、チェルの犬生をさらに長く充実させていこうと思います。


今回も皆さまからご心配をいただき、相談にのってくださって励ましてくださったことに心よりお礼を申し上げます。

そのひとつひとつへの感謝を忘れずがんばっていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

そして変わりなく、皆さまご家族ワンちゃんの健康と幸せな毎日もお祈りしています。

 

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【今回の経緯】

(1)健康診断にて腫瘍発見と腫瘍のみの摘出手術

 11月中旬に受けた犬ドッグの結果、左右の乳腺に腫瘍がみつかり、腫瘍のみの摘出手術を受けました。

(2)乳腺腫瘍の病理検査結果

 摘出した腫瘍を病理検査にだしたところ、悪性(乳がん)という検査結果がでたため、乳腺の部分摘出手術をすることに決めました。

(3)乳腺の摘出手術

 左側下部乳腺の摘出手術を受けました。あわせて「そけいヘルニア」の治療(腸管の穴を縫ってふさぐ)も行いました。

チェルシーの乳腺摘出手術

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旅行記の途中ですが、ふたたび・・・

先週、チェルシーは乳腺の摘出手術を受けました。

手術は無事終わり経過も順調で、チェルはかなり落ち着いてきています。また、摘出した乳腺は病理検査へ出され、現在結果待ちの段階です。

しかし、チェルの乳がんは完全になくなったわけではなく、再発や転移などの可能性はあります。そこで将来的なことをふまえ、今回も備忘録として綴らせていただきます。

1.これまでの経緯

(1)健康診断にて腫瘍発見と腫瘍のみの摘出手術

 11月中旬に受けた犬ドッグの結果、左右の乳腺に腫瘍がみつかり、腫瘍のみの摘出手術を受けました。

(2)乳腺腫瘍の病理検査結果

 摘出した腫瘍を病理検査にだしたところ、悪性(乳がん)という検査結果がでたため、乳腺の部分摘出手術をすることに決めました。

2.今回の手術

そして、先週金曜日に左側乳腺の部分切除手術をしました。合わせて「そけいヘルニア」も治療してもらいました。 

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手術当時の朝、動物病院へ向かうためにチェルをチロクマが抱えると、行先を察したらしく元気がなくなりました。わが家のチワワにとって、チロクマ運転のチロクルマでの行先は動物病院しかないからです。

午前中に入院し、午後から手術となりました。

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今回チェルは、左側下部の乳頭3か所分の乳腺を切除して摘出しました。

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やがて、獣医の先生から手術が無事終わった旨の連絡を受け、夕方面会に行きました。

入院室にはチェルだけでした。

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麻酔が切れて痛みがでているのか、かなり呼吸が速い状態でした。

扉の柵に前足をかけ、しきりに出してほしいアピールをしていましたが、想像していたより元気がある様子にすこし安堵しました。

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すると、扉を開けようとしないチロクマに向かい、チェルが次第に甘え鳴きをはじめました。

甘え鳴きなどめったにしないので驚きましたが、どうすることもできず、なだめるように声がけして短時間で帰りました。

その後2日間の入院が必須だったため、行っても連れて帰れないのが辛く、翌日は面会に行きませんでした。動物病院へ電話で様子をうかがうと、ご飯もオヤツも食べず、ずっと鳴いていたそうです。

ようやく日曜日になり、全員で迎えに行きました。

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チェルはずっと震え、怯えたような様子でした。顔はやつれたようになり、体重も減っていました。

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でも、帰って来るなりトイレへいき、水をがぶ飲みし、ご飯を食べ、オヤツも欲しがりました。

けれど痛みが強いのか、それ以外はじっとして震えていました。

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また、事前に用意するよう指示のあった『術後服(手術跡を保護するための服)』を着せました。

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気に入らなかったようで、さらに動かなくなりました。

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ずっと震えていて、夜もあまり眠れていないようでした。

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チェルの状態は次第に落ち着いてきていますが、月末の抜糸まで術後服を着せなくてはならないため、まだまだ本来の元気はもどってきていません。

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早くすべて落ち着き、また元通りの生活をさせてあげたいと思っています。

今回も皆さまからチェルのご心配をいただき、相談にのってくださって励ましてくださったことに心よりお礼を申し上げます。

そのひとつひとつに感謝をしながらがんばっていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

チェルシーの乳腺腫瘍の検査結果

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チェルシーが11月中旬に健康診断を受けた結果、左右ひとつずつ「乳腺腫瘍」がみつかり、12月初旬に摘出手術を受けました。

そして、摘出した「乳腺腫瘍」の病理検査結果がでました。

結論からいうと、左右どちらも「悪性(乳がん)」でした。

ある程度覚悟はしていましたが、非常に残念ではあります。健康であることの確認をするために受診して、血液検査も尿検査も大きな問題がなかっただけに、なぜ?という気持ちが大きいです。

しかし、腫瘍はそれぞれ1センチ以下であり、きれいに取りきれているとのことで、病状としてはまだ緊急かつ深刻な状態には至っていないようです。

かといって「浸潤性(たとえるならば水がしみ出して周りに広がっていくようにがんが広がる)」や「転移(離れた場所へがんができること)」の可能性は否定できないそうです。

よって来月中旬、乳腺の部分摘出をすることにしています。

ご心配いただいている皆さまには、たくさん相談にのっていただき、励ましてくださって、心から感謝を申し上げます。

まだまだわからないことが多く不安しかありませんが、チェルのために心を強く持ち尽力していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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今日もみんな仲良く過ごして、元気でごきげんなチェルシーです。

チェルシー乳腺腫瘍の手術

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旅行記の途中ですが、実は・・・

昨日、チェルシーが乳腺腫瘍の摘出手術を受けました。摘出した腫瘍はすぐ病理検査へ出され、現在結果待ちの段階です。

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チェルは11月中旬、かかりつけ動物病院で健康診断を受けました。

仔細に調べてもらった結果、左右の乳腺にひとつずつ小さな腫瘍がみつかりました。また、初期の「僧帽弁閉鎖不全」や「鼠経ヘルニア」もみられるということでした。

そこで獣医の先生と相談し、命にかかわる病気の治療優先順位を考えて「乳腺腫瘍」からはじめることに。

ところが「乳腺腫瘍」は外から見ただけでは良性か悪性か診断できず、穿刺して組織片を検査しても、正確にはわからないとのことでした。

つまり治療は基本、腫瘍をとりのぞく以外にないと知り、手術のパターンを3つ説明されました。

 ①腫瘍のみをくりぬく(日帰り)

 ②片方は乳腺ごと腫瘍を切り取り、もう片方は腫瘍のみをくりぬく(数日入院)

 ③両方の乳腺ごと腫瘍を切り取る(数日入院)

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2021.12.5 手術前夜のチェル

チロクマは、ティラたんのために心臓病系はいろいろ調べて学んできたつもりでしたが、それ以外の病気についてはほとんど理解していません。

それがチェルの腫瘍を発見(常に触っているとわかるそうです)できていなかった一因でもあると、今は深く反省しています。

ともかく「乳腺腫瘍」についての知識はなく、治療の方法を判断するにあたって不安しかなくなりました。

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2021.12.6 動物病院へ向かう前のチェル

チロクマ個人の判断でチェルの命にかかわると思うと、即決できずとても悩みました。しかし、腫瘍は急激に大きくなることもあるらしく、癌化すると転移することは容易に想像できます。あまり時間がないと思い、いそいで情報収集をしました。

とにかく迷惑を顧みず、いろんな方に相談しました。

どなたも快く、経験談や見聞きしたこと、調べてくださったことや心に響く励ましなど、たくさん話してくださいました。

それらをふまえた上で、毎日犬の医療についての本を読みました。

また、僧帽弁閉鎖不全のステージ1が判明したため、麻酔のリスクが上がっていることも考えなくてはなりませんでした。

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僧帽弁閉鎖不全症の診断ガイドライン

毎日熟考した結果、まずは「腫瘍のみを取り除く(上記①)」ことを選びました。そして獣医に伝え、手術したのが昨日です。

日帰り手術で無事に終わり、家へ帰ってきたチェルはわりと元気な様子でした。

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2021.12.6 家へもどってきたばかりのチェル

部屋中を動き回っていましたが、包帯を気にして後足で掻くような仕草は多いです。

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包帯の様子

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チェルを気づかうシュシュ

昨夜はあまり眠れていないようでしたが、今朝の4時ごろになってやっと静かに眠りはじめました。

2週間後に抜糸予定ですが、その前に病理検査の結果がでます。今後はそれ次第であり、良性であることを強く願っていますが、確率は50%だそうです。

もしものときは本格的な治療へと移行していきますが、今はともかく1日もはやく手術の跡が消えて、またこれまで通りの散歩やおでかけができるようになりたいです。

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2021.12.5 みんなで緑地散歩

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皆さまからはティラたんのことで御心を寄せてくださったばかりなのに、またチェルのためにご心配をおかけしたことには、心よりお詫びと感謝を申し上げます。

そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ティラたんの病状と現在の治療方法について【2021/06/19記事を更新】

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チロクマ家の家長であるティラたんは、今年14歳になりました。

3歳の時に診断された「僧帽弁閉鎖不全症」からの心肥大のため、これまで「肺水腫」を5度も発症しましたが、そのたびに適切な治療を受けて無事回復し、今日現在もおだやかに過ごせています。

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その治療方法について今年初夏に1度まとめましたが、その後投薬の変更や追加などありましたので、追記更新させていただきます。

≪以前の記事≫

まず、

1.ティラたんの現在の病状について

「僧帽弁閉鎖不全症」からの心肥大で、病期のステージを5段階で考えると「4(*)」に相当するようです。 他に「気管支軟化症」や「前立腺肥大」なども抱えていて、直接原因ではないものの、これらがきっかけで肺水腫へと進行した可能性はあると思います。 

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*後日獣医に聞いたところ、この記事を書いた時点よりもずっと前に、ティラたんはすでにステージ「5」になっていたそうです。確認していなかったため、わたしの認識がアップデートされていませんでした。(2021.11.15追記)

2.治療方法について

(1)薬の服用

「利尿剤(2種類)」「血管拡張剤(3種類)」「強心剤」 の種類を、朝晩1回決まった時間に飲ませています。

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また、お腹の調子が悪い時は「整腸剤」と「下痢止め」も追加します。

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なので、合計種類になるときもあります。

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また、服用の時間はいつでもどこにいても厳守しています。

(2)酸素の吸入

投薬後や咳が多いときなどを中心に、適宜酸素を吸入します。

テルコムの『酸素ハウス』をレンタルしていて、リビングに設置しています。

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また、『酸素発生器エムワンオーツーサイレント』を購入していて、持ち運びでき車の中でも動かせるため、どこでも持参して使用しています。

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非常時は病院へ向かう直前まで『酸素ハウス』に入っていて、移動の車内では『酸素発生器』でノズル吸入しながら向かいます。

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あくまでもティラたんの呼吸を助けて肺を休ませてあげることが目的で、頻繁に行っても長時間でも問題ないようです。もちろん、心臓病を治しているわけではないことは理解しています。

(3)レントゲン撮影と利尿剤の注射

週に1度以上は動物病院で診察を受け、レントゲン撮影と利尿剤の注射をします。

心臓と肺の状態を確認し、服薬では足りない分を補うイメージです。これまでの治療の結果、今のところこの方法とペースが最善ということに。

しかし、そのあとも咳が治まらず肺の水が抜けきらない時は、連日になる場合もあります。

また、下痢が長引く時は「下痢止め」の注射も追加します。

(4)定期的な血液検査

 ティラたんの体調を見て、数カ月に1度は血液検査を行っています。

利尿剤を多く使用しているため、腎臓への影響は避けられません。『BUN(血中尿素窒素)』や「脱水」なども合わせて確認しています。

(5)その他気をつけていること

  • 呼吸数(1分間に何回か/アラートは35回)
  • 咳の頻度と種類(タイミング/高音か湿っぽいか)
  • 舌の色(白っぽくないか)
  • 食事や飲水の量と回数(食欲はあるか)
  • 排せつの回数と状態(便秘や下痢になっていないか)
  • 睡眠時間と体勢(横になって眠れているか)
  • 室温と湿度(室温は22℃前後/湿度は50%前後)

ティラたんの対症療法は内服薬の服用が基本で、あとは安静と酸素吸入を組み合わせた自宅療養です。

できるかぎり今後もおだやかに犬生を過ごさせたいし、1日でも長く私たちのそばにいてほしいと思っているので、とにかく「いかに肺水腫を発症させないか」ということを中心に必死で取り組んでいます。

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最近、大切な友人のワンちゃんも、ティラと同じ病と闘っているということを知りました。同じような年齢のため外科的治療は行わず、内服薬の治療でがんばっているとのことで、病気についてお互いの情報交換をしています。

また、犬の「僧帽弁閉鎖不全症」や「心肥大」や「肺水腫」などのキーワードで、わが家のブログにたどりついてくださる方がいらっしゃいます。そのたびに、同じ病のご家族ワンちゃんがいらっしゃるんだと想像し、心がぎゅっとなります。

肺水腫を発症後の余命は、対症療法だけだと平均で9ヶ月程度だそうです。

ティラたんは、最初の発症から3年2ヶ月が過ぎました。

このことがエールになるかどうかわかりませんが、病と闘うすべてのワンちゃんへ、少しでも早く症状が治まりますようにと、絶対に元気になりますようにと強く願っています。

そして、チロクマ家をいつも励ましてくださる皆様へ、心より深く感謝しています。

おかげさまで、今日もティラたんはおだやかに過ごせています。

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【最初の肺水腫】2018年7月13日(当時11歳)

【2度目の肺水腫】2020年4月1日(当時12歳)

【3度目の肺水腫】2020年8月19日(当時13歳)

【4度目の肺水腫】2021年1月30日(当時13歳)

【5度目の肺水腫】2021年3月28日(当時13歳)